みかん生産量の2トップ和歌山と愛媛
和歌山と愛媛、この2つの県はみかんの生産量が多い県であり、毎回そのトップの座を争ってどちらがみかん県かを討論する程のものとなっています。ただ実は過去では一時的に静岡が生産量のトップに立っていたということもあります。そして現在では上位の2つにこそ負けますが、その下に存在して3位であることを死守している状態です。
一方で和歌山と愛媛ですが、現在は和歌山が生産量トップに立っています。ただ、この現状は実は最近のことであり、少し前までは愛媛が静岡がトップから落ちて以来、長い間生産量トップの座を守ってきたのです。しかし2004年を境に和歌山がトップに返り咲いたのです。
返り咲いたと書きましたが、静岡が一時的にトップだったと前途しましたが、実はその前までは和歌山がずっと独走といっていいほどトップに君臨していたのです。しかし災害によって落ち込んで静岡にトップの座が明け渡されたということがあります。
実際にみかんというのは水が少なければ甘くなるという話があるように環境の影響を大きく受けます。なのでその生産量は毎年大きく変わってくるのです。もちろん影響は収穫量だけでなく品質にも充分に出てきます。そして更に温州みかんという品種は収穫が多い時期と少ない時期が交互に訪れるという傾向があります。なので前年ではなく2年前のと比較するのが統計のルールとなっているのです。
ただ、こうやってトップ争いをしていますが、当然しているだけあってどちらの県のみかんも基本的に品質が高いブランド物ばかりです。もちろん県によって品質も変わってくるので、両方の産地のものを買って食べ比べてみるというのもいい方法でしょう。