みかんのヘスペリジンとポリフェノールについて
みかんに含まれる栄養素はビタミンCを初めとして、ビタミンP、ペクチンなどの食物繊維、β-カロチン、β-クリプトキサンチン、シネフリン、フラボノイド、オーラプテン、ノビレチン、リモノイド、クエン酸、カリウム、カルシウム、リンなどであり、小さなみかんには様々な栄養素が含まれている事が解ります。ビタミンPと言うのはあまり聞かない、と言う人も多いものですが、ヘスペリジンというポリフェノールの一種なのです。
ヘスペリジンというポリフェノールは、みかんの中果皮部分に多く含まれているといわれているのですが、中果皮というのはみかんの白い筋状の部分であり、大半の人はそのスジを綺麗に取り去り食べています。
そのため、ポリフェノールの大半を捨ててしまっている事になるのです。
ヘスペリジンというのは、毛細血管の強化、血中コレステロール値の改善、血流改善効果、ガンの抑制作用、抗アレルギー作用などがあると言われており、スジをちゃんと食べる事でこれらの効果を期待する事が出来るわけです。
美容や健康に欠かせないのがビタミンCであり、ヘスペリジントなるポリフェノールは、ビタミンCを安定化させてくれる効果を持っているのです。ビタミンCは水溶性ビタミンに分類されるもので、水に溶けやすく、身体の中に留まるのも数時間だと言います。そのため、排出されやすい成分でもあるのです。
また、ビタミンCは壊れやすい成分でもあり、ヘスペリジントなるポリフェノールがビタミンCを守ってくれて安定化させてくれるのです。
みかん
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