みかんはすじごといただきましょう
夏の暑い時期でも、桃や、すいか、葡萄をならんでみかんをみることができます。古くから親しまれてきた果物で、これを知らない人はいないとまで言える日本人にとっては心のフルーツです。地域によっては、焼いて甘みを引き出すというところもありますが、本来は体に有効な成分であるビタミンが壊れてしまうので、そのまま果実をいただく方が効果的といえるでしょう。しかしながら、多くの方は、みかんを食べるのに、綺麗に袋から出したり、すじをこれまた、綺麗にとって食べているのではないでしょうか。親から、みかんは体に良いから食べなさい、でも、皮は消化に悪いから、皮から出してたべなさいと言われた人もいるはずです。みかんはビタミンCが豊富で、はだの健康にもよく、また、風邪予防になることは何かにつけて知らされてきたことでしょう。実は便秘にも良く、食物繊維が豊富に含まれているのですが、それが多く含まれている部分こそ、私たちが知らず知らずにとってしまっているみかんの皮、すじなのです。
この部分に重要な役割をする便を軟かくし、便通を助け、水分調節をしてさらに、腸の中にたまった有害な物質絵御排除してくれるペクチンと言う水溶性の食物繊維がたくさん含まれているのです。
ついつい、綺麗なつるつる、みずみずしい、みかんを想像し、余分な皮やすじを取り除いてしまうのですが、みかんは、皮もすじもトータルでいただくことで、初めて体に有効な成分を摂取できるのだと言うことを忘れずにすじごといただきたいものです。
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